ディベート 炎症性腸疾患の外科治療
Pouchの選択 J型回腸嚢vs W型回腸嚢
飯合 恒夫
1
,
亀山 仁史
,
若井 俊文
,
畠山 勝義
1白根健生病院 外科
キーワード:
大腸ポリポーシス-腺腫様
,
術後合併症
,
大腸炎-潰瘍性
,
回腸嚢肛門吻合術
,
結腸貯留嚢
Keyword:
Colitis, Ulcerative
,
Adenomatous Polyposis Coli
,
Postoperative Complications
,
Proctocolectomy, Restorative
,
Colonic Pouches
pp.251-255
発行日 2014年3月1日
Published Date 2014/3/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2014113917
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潰瘍性大腸炎(UC)や家族性大腸腺腫症(FAP)に対する大腸全摘,回腸嚢肛門(管)吻合術に用いられる回腸嚢の形状には,S型,J型,W型,H型,K型などが報告されてきたが,排便機能の点ではJ型とW型が良好であるといわれている.W型回腸嚢は容量を大きくし排便回数を少なくすることを目的に開発された回腸嚢であるが,J型回腸嚢との比較試験においてその差は小さく作製にも手間がかかるため,現在多数の施設ではJ型回腸嚢が用いられている.
©Nankodo Co., Ltd., 2014