手術手技
完全腹腔鏡下食道空腸手縫い吻合による上部胃癌切除後の再建
岸野 貴賢
1
,
上村 淳
1
,
大島 稔
1
,
藤原 理朗
1
,
隈元 謙介
1
,
岡野 圭一
1
1香川大学医学部消化器外科
キーワード:
食道空腸手縫い吻合
,
腹腔鏡下胃全摘術
,
腹腔鏡下噴門側胃切除術
Keyword:
食道空腸手縫い吻合
,
腹腔鏡下胃全摘術
,
腹腔鏡下噴門側胃切除術
pp.201-206
発行日 2022年2月15日
Published Date 2022/2/15
DOI https://doi.org/10.18888/op.0000002621
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腹腔鏡手術技術の向上とともに,胃上部早期胃癌に対しても腹腔鏡手術を施行される症例が増えてきたが,切除後の食道空腸吻合はCS(circular stapler)を使う方法と,LS(linear stapler)を使う方法が一般的である。当院ではCSを用いて再建を行ってきたが,アンビルヘッドの挿入固定,CSの空腸脚への挿入,気密性を保ちながらCSを体腔内へ挿入し吻合することなど,手技が煩雑で,しかもCSの大きさのために起こる視野不良などから,非常にストレスのかかる吻合であった。
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