手術手技
腹腔鏡下ハルトマンリバーサルにおける経肛門アンビルヘッド挿入吻合術(RTST)
近藤 崇之
1
,
田中 真之
1
,
山高 謙
1
,
菊池 勇次
1
,
三原 規奨
1
,
市東 昌也
1
1川崎市立川崎病院一般・消化器外科
キーワード:
経肛門的吻合
,
腹腔鏡手術
,
体腔内吻合
Keyword:
経肛門的吻合
,
腹腔鏡手術
,
体腔内吻合
pp.1329-1332
発行日 2021年7月15日
Published Date 2021/7/15
DOI https://doi.org/10.18888/op.0000002341
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ハルトマンリバーサル(reversal of Hartmann’s procedure;RHP)は,ハルトマン手術後に全身状態が安定している患者に施行され,人工肛門閉鎖と腸管吻合を行う手術である1)。ハルトマン手術後の肛門側腸管は,切離断端部が閉鎖されて腹腔内に空置されているため,時としてその同定が困難なうえに,汎発性腹膜炎術後では腹腔内の癒着が高度で手術に難渋する場合がある。そのためRHPでは,手術関連合併症が43.8~47.3%と高いことが報告されている2)。
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