手術手技
dCRT後局所進行食道癌に対する胸腔鏡下サルベージ食道切除の際に留意すべき気管・気管支周囲の剥離操作のポイントと血流保持の工夫
福富 俊明
1
,
谷山 裕亮
1
,
八嶋 嘉之
1
,
岡本 宏史
1
,
海野 倫明
1
,
亀井 尚
1
1東北大学総合外科
キーワード:
サルベージ食道切除
,
局所進行食道癌
,
剝離操作
Keyword:
サルベージ食道切除
,
局所進行食道癌
,
剝離操作
pp.1319-1328
発行日 2021年7月15日
Published Date 2021/7/15
DOI https://doi.org/10.18888/op.0000002340
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わが国の食道癌治療は,手術を中心として発展してきた歴史があり,かつては根治的化学放射線療法(definitive chemoradiotherapy;dCRT)は,切除不能な局所進行症例や耐術能がない症例に対して行われてきた。2000年頃よりdCRTの成績向上が報告されるようになり1),食道切除手術の手術侵襲や術後愁訴を回避したいという考えから,切除可能な症例に対してもdCRTが行われるようになったため,近年症例が増加している。
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