手術手技
機能的に胃内流入を主経路とする逆蠕動性側々による空腸残胃吻合を用いたdouble tract再建手技
大内田 研宙
1
,
進藤 幸治
1
,
森山 大樹
1
,
中村 雅史
1
1九州大学臨床・腫瘍外科
キーワード:
double tract再建
,
噴門側胃切除
,
逆蠕動性側々による空腸残胃吻合
Keyword:
double tract再建
,
噴門側胃切除
,
逆蠕動性側々による空腸残胃吻合
pp.207-214
発行日 2021年2月15日
Published Date 2021/2/15
DOI https://doi.org/10.18888/op.0000002062
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噴門側胃切除術は,上部胃癌に対する機能温存手術の1つである。最近では接合部癌症例の増加傾向があり,また,その至適リンパ節郭清範囲の検討も進み,噴門胃側切除が選択される機会も増加している。再建法は,逆流防止を目的とした工夫を伴う食道胃吻合として,観音開き法やSOFY(side overlap with fundoplication by Yamashita)法が報告されているが,食道浸潤例や残胃が小さな例,腹臥位で再建が必要となる症例などではその適応は限られている。
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