特集 内視鏡外科手術に必要な局所解剖─結腸・直腸
腹腔鏡下腹会陰式直腸切断術(APR)に必要な局所解剖
山田 理大
1
,
山本 秀和
1
,
財間 正純
1
1滋賀県立総合病院外科
キーワード:
直腸切断術
,
骨盤外科解剖
,
ロボット支援手術
Keyword:
直腸切断術
,
骨盤外科解剖
,
ロボット支援手術
pp.1857-1867
発行日 2020年12月15日
Published Date 2020/12/15
DOI https://doi.org/10.18888/op.0000001977
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下部直腸癌に対する術式のなかで,腹会陰式直腸切断術(abdominoperineal resection;APR)は局所進行例を対象とすることが多く,また解剖学的に明確な剥離可能層が存在しない切離を必要とする術式であるため,骨盤底・肛門管周囲の局所解剖の理解がとくに重要である。腹腔鏡下直腸癌手術の進歩に加え,ロボット支援手術や経肛門・経会陰内視鏡手術(transanal / transperineal total mesorectal excision;TaTME / TpTME)などが積極的に行われるようになり,骨盤深部の生体解剖の解明は飛躍的に進み,より精緻な手術が可能となった。
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