特集 解剖学的変異を考慮した上部消化管手術
解剖学的変異を考慮した膵上縁郭清─動静脈バリエーションを中心に
田中 毅
1
,
須田 康一
2
,
中村 謙一
3
,
柴崎 晋
3
,
稲葉 一樹
3
,
宇山 一朗
3
1藤田医科大学先端外科治療開発共同研究講座
2藤田医科大学先端外科治療開発共同研究講座 / 同 総合消化器外科
3藤田医科大学総合消化器外科
キーワード:
胃癌
,
膵上縁リンパ節郭清
,
Adachi分類
Keyword:
胃癌
,
膵上縁リンパ節郭清
,
Adachi分類
pp.1321-1331
発行日 2020年8月15日
Published Date 2020/8/15
DOI https://doi.org/10.18888/op.0000001826
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精度の高い膵上縁リンパ節郭清を行うには,腹腔動脈とその分枝,左胃静脈・脾静脈を含む門脈系の局所微細解剖に精通する必要がある。腹腔動脈を中心とした,いわゆる教科書的血管走行の割合は55%と約半数程度であり1-3),解剖学的破格の理解を深めることはもちろん,破格の有無に影響されず安全かつ再現性の高いリンパ節郭清を行うための原理原則を習得することがきわめて重要である。
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