手術症例報告
動脈塞栓術で止血し得た難治性肛門術後出血の3例
指山 浩志
1
,
堤 修
1
,
赤木 一成
1
,
安田 卓
1
,
浜畑 幸弘
1
,
塩山 靖和
2
1辻仲病院柏の葉 大腸肛門外科
2獨協医科大学放射線科
キーワード:
動脈塞栓術
,
術後出血
,
止血困難
Keyword:
動脈塞栓術
,
術後出血
,
止血困難
pp.955-959
発行日 2020年5月15日
Published Date 2020/5/15
DOI https://doi.org/10.18888/op.0000001726
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肛門手術術後に止血術を必要とする出血の頻度は0.5~5%と報告されている1)。その原因には過度の怒責など,主に排便習慣に起因するものも含まれるため,症例によっては頻回に再出血を繰り返し治療に難渋することがある。今回,頻回に繰り返す難治性肛門術後出血に対し,肛門部に供血する動脈の塞栓術により止血し得た3症例を経験したので報告する。
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