特集 内視鏡外科手術に必要な局所解剖─食道・胃
腹腔鏡下胃切除術に必要な膵上縁の局所解剖─No.7~9,11pを中心に
宗岡 悠介
1
,
布部 創也
1
,
幕内 梨恵
1
,
井田 智
1
,
熊谷 厚志
1
,
大橋 学
1
1がん研有明病院消化器センター胃外科
キーワード:
胃癌
,
腹腔鏡手術
,
膵上縁郭清
Keyword:
胃癌
,
腹腔鏡手術
,
膵上縁郭清
pp.897-905
発行日 2020年5月15日
Published Date 2020/5/15
DOI https://doi.org/10.18888/op.0000001718
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胃癌手術における膵上縁郭清では,必要十分なリンパ節切除による腫瘍学的根治性と膵液漏をはじめとする術後合併症を防ぐ安全性の担保が求められる。腹腔鏡下胃切除術では,開腹手術とは異なった視点から,開腹手術では認識しにくい微細な構造物・剥離層の同定が可能であり,これらの局所解剖の正確な理解に基づいた手術手技が,安全な胃切除術を実現させると考える。
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