特集 消化器外科手術の論点2020 誌上ディベートと手術手技
胃外科 7 幽門側胃切除後の再建法
佐川 弘之
1
,
油谷 知毅
2
1名古屋市立大学消化器外科
2東京医科歯科大学消化管外科学分野
pp.485-485
発行日 2020年3月31日
Published Date 2020/3/31
DOI https://doi.org/10.18888/op.0000001621
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消化器外科領域において,臓器切除後の安全かつ確実な再建は必要不可欠である。近年,吻合器・縫合器の進歩は著しく,操作性と安全性が向上した結果,胃癌に対しても腹腔鏡下完全体腔内吻合が急速に普及してきた。さらにロボット支援手術の出現が高いパフォーマンスにつながることが期待されている。後合併症のない再建を目指すうえで重要となることは,外科医が器械の特性を十分理解し,精通することにある。さらに手術手技のコンセプトを理解し,1つひとつの手技を安全かつ確実に遂行していくことが肝要と考える。
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