手術症例報告
肝静脈アプローチの工夫と術中ICG蛍光法により切除し得た肝門部巨大肝細胞癌の1例
佐藤 太祐
1
,
松川 啓義
1
,
井谷 史嗣
1
,
塩崎 滋弘
1
1広島市立広島市民病院外科
キーワード:
巨大肝細胞癌
,
肝門部
,
術中ICG直接胆道造影
Keyword:
巨大肝細胞癌
,
肝門部
,
術中ICG直接胆道造影
pp.85-89
発行日 2020年1月15日
Published Date 2020/1/15
DOI https://doi.org/10.18888/op.0000001513
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肝細胞癌に対する肝切除は系統的肝切除が望ましく1-4),責任Glissonを先行処理することによって生じる阻血域,もしくは染色法によって得られる染色域に沿って肝離断を進めるのが理想的である。また,その際の肝離断は通常,視野の良い尾側から頭側に向けて進めていき,同時に肝静脈も末梢から中枢側に追って剥離していくことが多い。
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