手術手技
腹腔鏡下膵体尾部切除におけるリカバリーショット─出血と断端処理
砂川 宏樹
1
,
林 圭吾
1
,
大森 敬太
1
,
吉田 拓人
2
,
藤川 葵
2
1敬愛会中頭病院消化器・一般外科
2聖路加国際病院消化器・一般外科
キーワード:
膵体尾部切除
,
膵液廔
,
腹腔鏡手術
Keyword:
膵体尾部切除
,
膵液廔
,
腹腔鏡手術
pp.79-84
発行日 2020年1月15日
Published Date 2020/1/15
DOI https://doi.org/10.18888/op.0000001512
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腹腔鏡下膵体尾部切除(laparoscopic distal pancreatectomy;Lap-DP)は悪性疾患も適応となり,幅広い疾患で行われるようになっている。膵切除術,とくに腹腔鏡手術では,総じて出血への対応が重要となる。腹腔鏡下脾動静脈温存膵体尾部切除(laparoscopic spleen-preserving distal pancreatectomy;Lap-SPDP)では,脾動静脈を切除長に合わせて温存しなければならず,小血管からの出血でも視野不良となり腹腔鏡手術継続が困難となることがある1)。
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