特集 内視鏡外科手術における助手・スコピストの役割
Ⅱ.下部消化管領域 1)腹腔鏡下結腸右半切除術における助手・スコピストの役割
有田 智洋
1
,
中西 正芳
1
,
大辻 英吾
1
1京都府立医科大学消化器外科
キーワード:
腹腔鏡下結腸右半切除術
,
助手
,
スコピスト
Keyword:
腹腔鏡下結腸右半切除術
,
助手
,
スコピスト
pp.697-701
発行日 2019年4月15日
Published Date 2019/4/15
DOI https://doi.org/10.18888/op.0000001175
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近年の内視鏡外科技術の著しい進歩とデバイスの進化により,大腸癌に対する腹腔鏡手術は急速に普及したが,一方で腫瘍学的な妥当性や手術の安全性を担保するためには,特殊な器具を用いた高度な技術が要求される1-3)。日本内視鏡外科学会の技術認定制度における大腸領域の審査対象疾患はS状結腸癌あるいは直腸S状部癌に対する手術となっており,手術の流れはある程度統一されている。一方で右側結腸癌に対する手術は,ポート配置やアプローチ方法の施設間格差が大きく,現時点で定型的な手技として統一された方法は存在しないのが現状である。
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