Japanese
English
特集 消化器外科手術 助手の極意—開腹からロボット手術まで
下部消化管領域
腹腔鏡下結腸右半切除術における助手の極意
Essential points for surgical assistant during laparoscopic right hemicolectomy
加藤 俊一郎
1
,
塩見 明生
1
Shunichiro KATO
1
1静岡県立静岡がんセンター大腸外科
キーワード:
腹腔鏡下結腸右半切除術
,
助手
,
スコピスト
Keyword:
腹腔鏡下結腸右半切除術
,
助手
,
スコピスト
pp.1314-1319
発行日 2020年11月20日
Published Date 2020/11/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407213183
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
- 参考文献 Reference
【ポイント】
◆腹腔鏡手術はチーム医療である.術者だけでなく,助手・スコピストが手術チームとして定型的な手術を理解しチームが成熟することで,根治性を確保した安全で質の高い手術の完遂につながる.
◆助手は術野内の適切なテンション,視野を確保することが肝要である.この手術の最重要ポイントともいえる胃結腸静脈幹(GCT)の処理の際にはなお一層の注意を払う.
◆スコピストは画面の水平の意識を持つこと,つまり場面ごとに画面の水平となるランドマークとなる構造物を認識することが重要である.
Copyright © 2020, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.