特集 内視鏡外科手術における助手・スコピストの役割
Ⅱ.下部消化管領域 4)腹腔鏡下低位前方切除術における助手・スコピストの役割
清松 知充
1
,
永井 雄三
1
,
合田 良政
1
,
大谷 研介
1
,
出口 勝也
1
,
國土 典宏
1
1国立国際医療研究センター病院外科
キーワード:
直腸癌
,
助手
,
スコピスト
Keyword:
直腸癌
,
助手
,
スコピスト
pp.719-728
発行日 2019年4月15日
Published Date 2019/4/15
DOI https://doi.org/10.18888/op.0000001178
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腹腔鏡下低位前方切除術は大腸癌の各種術式のなかでも非常に助手の役割が重要な手術術式である。狭い骨盤内において助手がしっかりと場を展開できないと術者の手術操作そのものが困難となり手術が停滞するばかりでなく,剥離層の誤認にもつながる。また,スコピストは術者と助手の目に当たる重要な役割であり,その角度のズレや過剰な近接視野も容易に解剖の誤認を生じ得る。これらは結果として手術の根幹たる根治性にも関わるため,助手の役割はきわめて重要といえる。
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