手術症例報告
ICG蛍光法を用いた肝細胞癌のRFA後局所再発と穿刺経路播種に対する1切除例
津田 雄二郎
1
,
山田 晃正
1
,
中島 慎介
1
,
太田 勝也
1
,
松山 仁
1
,
池永 雅一
1
1市立東大阪医療センター消化器外科
キーワード:
肝細胞癌
,
ICG蛍光法
,
RFA播種
Keyword:
肝細胞癌
,
ICG蛍光法
,
RFA播種
pp.363-367
発行日 2019年3月15日
Published Date 2019/3/15
DOI https://doi.org/10.18888/op.0000001102
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インドシアニングリーン(indocyanine gr een;ICG)蛍光法は,ICGが照射した近赤外光を励起して蛍光を発することを応用し,組織内や血管内のICGからの励起光を,近赤外カメラシステムを利用して検出する方法で,きわめて感度が高いことが大きな利点である1)。一方,肝細胞癌(hepatocellular carcinoma;HCC)組織にはICGが取り込まれ,一定期間,腫瘍内に残留する特性があり,近赤外線カメラを使用して微小な肝細胞癌を術中に特定するのに有用であるとの報告がある2)。
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