Japanese
English
症例
Indocyanine green(ICG)蛍光法を用いた腹腔鏡下肝S7/8区域切除術の1例
Laparoscopic segment 7 and 8 liver resection with fluorescent imaging techniques
笠井 明大
1
,
相原 司
1
,
中島 隆善
1
,
生田 真一
1
,
仲本 嘉彦
1
,
山中 若樹
1
M. Kasai
1
,
T. Aihara
1
,
T. Nakajima
1
,
S. Ikuta
1
,
Y. Nakamoto
1
,
N. Yamanaka
1
1明和病院外科
キーワード:
腹腔鏡
,
系統的肝区域切除
,
ICG蛍光法
Keyword:
腹腔鏡
,
系統的肝区域切除
,
ICG蛍光法
pp.840-844
発行日 2021年6月1日
Published Date 2021/6/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_geka83_840
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はじめに 系統的肝切除は,術中の経門脈性転移の抑制や出血量の制御などの目的から1,2),特に肝細胞癌に対する切除方法として広く行われ,1985年にMakuuchiらが報告した,術中エコーガイド下門脈穿刺による肝区域染色法により正確な系統的肝切除が可能となった3).2008年には肝区域染色にindocyanine green(ICG)を用いる方法がAokiら4)によって報告され,その後,腹腔鏡手術にも導入が試みられている.腹腔鏡下における系統的亜区域肝切除を正確に施行するうえで,鏡視下での穿刺手技は技術的な難度が高く,正確な亜区域の同定が大きな課題となっている5).
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