手術手技
胃上部早期癌に対する腹腔鏡下噴門側胃切除術─残胃食道逆流症の回避を目指した細径胃管再建
上田 貴威
1
,
當寺ヶ盛 学
2
,
白下 英史
2
,
衛藤 剛
2
,
白石 憲男
1
,
猪股 雅史
2
1大分大学医学部総合外科・地域連携学講座
2大分大学医学部消化器・小児外科学講座
キーワード:
胃上部早期癌
,
噴門側胃切除術
,
細径胃管
Keyword:
胃上部早期癌
,
噴門側胃切除術
,
細径胃管
pp.1893-1898
発行日 2018年12月15日
Published Date 2018/12/15
DOI https://doi.org/10.18888/op.0000000972
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噴門側胃切除術は,胃上部の早期胃癌に対する術式である。胃上部の早期胃癌は,幽門上(No.5)や幽門下(No.6)リンパ節への転移がきわめてまれであることから1),噴門側胃切除術が容認されている。さらに,近年の腹腔鏡手術の発展に伴い,腹腔鏡下にも施行されている。しかしながら,吻合部狭窄・縫合不全をはじめとする吻合部関連合併症の懸念や術後逆流性食道炎の発生のため,本術式の再建法について,これまでにさまざまな方法が開発されている。
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