特集 難治性肛門疾患の手術治療
壊疽性筋膜炎(Fournier症候群)に対する緊急手術
高野 正太
1
,
桑原 大作
1
,
深見 賢作
1
,
中村 寧
1
,
辻 順行
1
,
山田 一隆
1
1大腸肛門病センター高野病院
キーワード:
Fournier症候群
,
壊疽性筋膜炎
,
デブリードメント
Keyword:
Fournier症候群
,
壊疽性筋膜炎
,
デブリードメント
pp.1385-1389
発行日 2018年8月15日
Published Date 2018/8/15
DOI https://doi.org/10.18888/op.0000000819
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Fournier症候群の定義はいまだ定まっていないが,一般的には肛門周囲,性器,会陰の壊死性筋膜炎とされている。直腸肛門から発生し,泌尿器系,会陰部へと拡大し,放置すれば急速に皮下の脂肪織を壊死させ腹壁へと広がり重篤な敗血症へと移行する疾患である。肛門科領域の疾患のなかでは最も緊急性の高い疾患で,致死率は3~67%と報告されている1)。
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