手術症例報告
腹腔鏡下に食道狭窄部切除,端々吻合を施行した先天性食道狭窄の1例
高見 尚平
1
,
川嶋 寛
1
,
柿原 知
1
,
鈴木 啓介
1
,
石丸 哲也
1
,
岸本 宏志
2
1埼玉県立小児医療センター外科
2埼玉県立小児医療センター病理診断科
キーワード:
先天性食道狭窄
,
胸腔鏡
Keyword:
先天性食道狭窄
,
胸腔鏡
pp.923-927
発行日 2018年5月15日
Published Date 2018/5/15
DOI https://doi.org/10.18888/op.0000000715
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先天性食道狭窄は25,000人に1人発症するまれな疾患である1)。原因としては気管原基性狭窄,筋線維性狭窄,膜様狭窄の3つが知られている2)。治療としてはバルーンカテーテルによる食道拡張術や狭窄部の切除が行われ,それぞれ個々の病態にあわせた適応は定まっていない。手術方法は筋層切除や狭窄部部分切除・横縫合,狭窄部切除・端々吻合などがある。近年では腹腔鏡や胸腔鏡を用いた術式も報告されている3,4)。
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