カラーグラフ 目でみる耳鼻咽喉科
気管端々吻合
加藤 功
1
,
木村 洋
1
,
小池 吉郎
1
1山形大学耳鼻咽喉科
pp.328-329
発行日 1978年5月20日
Published Date 1978/5/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1492208647
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喉頭,気管の端々吻合でもつとも重要なことは吻合端に張力がかかりすぎないようにすることである。このために喉頭を降す操作(laryngeal release)が重要になってくる。代表的なものとして舌骨上法(Montgomery,1974),舌骨下法(Dedo & Fishman,1969)があるが,今回われわれわれは甲状腺腫瘍の気管内浸潤例に対し,suprahyoid releaseを用いて輪状軟骨と気管との端々吻合を行なつたので手術手技を紹介する。
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