特集 小児外科における消化器内視鏡外科手術
小児腸重積に対する腹腔鏡下整復術
正畠 和典
1
,
曺 英樹
1
,
臼井 規朗
1
1大阪府立病院機構大阪母子医療センター小児外科
キーワード:
小児
,
腸重積
,
腹腔鏡
Keyword:
小児
,
腸重積
,
腹腔鏡
pp.891-898
発行日 2018年5月15日
Published Date 2018/5/15
DOI https://doi.org/10.18888/op.0000000711
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小児腸重積症は乳幼児期の代表的な腹部救急疾患であり,治療が遅れると血流障害から腸管壊死をきたすため,迅速な診断と治療を必要とする。80~90%は非観血的整復法で整復できるが,整復が困難な症例や先進部に器質的疾患の合併がある症例は観血的治療,すなわち手術の適応となる。従来,本症に対する観血的整復術は開腹によるHutchinson手技が行われてきたが,近年では本症に対しても腹腔鏡下整復術が積極的に行われるようになった。
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