Japanese
English
臨床報告
腹腔鏡下に切除を行った直腸癌腸重積の1例
Laparoscopic surgery for adult intussusception associate with rectal cancer
米盛 圭一
1
,
日高 敬文
1
,
吉留 伸郎
1
,
原口 優清
1
,
大塚 隆生
2
Keiichi YONEMORI
1
1県民健康プラザ鹿屋医療センター外科
2鹿児島大学大学院医歯学総合研究科消化器・乳腺甲状腺外科学
キーワード:
直腸癌
,
腸重積
,
腹腔鏡手術
Keyword:
直腸癌
,
腸重積
,
腹腔鏡手術
pp.359-364
発行日 2022年3月20日
Published Date 2022/3/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407213663
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要旨
症例は60代,男性.半年前から下痢症状があり近医で経過観察されていた.症状の悪化があり下部消化管内視鏡検査を行ったところ,上部直腸に隆起性病変を認め,当科紹介受診となった.腹部CT検査で直腸内に腸管の陥入と,先進部に腫瘤性病変を認めた.口側腸管は著明に拡張し,直腸癌腸重積による亜腸閉塞と診断した.待機手術を予定したが腸閉塞の改善がなく,緊急で横行結腸人工肛門造設術を行った.追加精査ではRSの直腸癌と,S状結腸にIpポリープ,Ispポリープを認めた.後日腹腔鏡下高位前方切除術を行い,最終診断はRS,pT3,pN0,pStage Ⅱaであった.Ipポリープも癌で,pTis,pStage 0であった.
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