手術手技
微細解剖に基づく胸腔鏡下食道切除術
山下 好人
1
,
宮本 匠
1
,
上野 剛平
1
,
野間 淳之
1
,
榎木 佑弥
1
,
辰林 太一
1
1日本赤十字社和歌山医療センター消化管外科
キーワード:
食道癌
,
胸腔鏡下食道切除
,
微細解剖
Keyword:
食道癌
,
胸腔鏡下食道切除
,
微細解剖
pp.773-780
発行日 2018年4月15日
Published Date 2018/4/15
DOI https://doi.org/10.18888/op.0000000681
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食道癌に対する胸腔鏡手術は近年,急速に広まっている。従来法である開胸手術に比べて出血量が少ないためドライな術野が確保でき,さらに内視鏡外科手術の最大の特徴である拡大視効果も合わさって,きわめて微細な解剖が認識できるようになってきた。そのなかには今までの解剖学書や手術手技アトラスには載っていない知見も得られている。われわれは2000年より胸腔鏡下食道切除術を導入し,幾多の変遷を経て現在の気胸併用左側臥位胸腔鏡手術に至っているが,ほとんどが左側臥位アプローチである。
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