合併症ゼロを目指した最新の低侵襲内視鏡外科手術
Ⅱ 胃 7 ロボット支援下腹腔鏡下幽門側胃切除術
梅木 祐介
1
,
中内 雅也
1
,
菊地 健司
1
,
角谷 慎一
1
,
稲葉 一樹
1
,
宇山 一朗
1
1藤田保健衛生大学総合消化器外科
キーワード:
胃癌
,
ロボット支援下手術
,
幽門側胃切除術
Keyword:
胃癌
,
ロボット支援下手術
,
幽門側胃切除術
pp.435-445
発行日 2018年3月31日
Published Date 2018/3/31
DOI https://doi.org/10.18888/op.0000000633
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内視鏡手術支援ロボットda Vinci SurgicalSystem(以下,da Vinci:Intuitive Surgical)は,わが国で2009 年に薬事承認され,2012 年に前立腺全摘術に対するロボット加算が保険収載されて以降,飛躍的に増加し,2016 年9 月時点では国内で237 台,世界で3,803 台が稼働している。da Vinci の高解像度三次元画像,拡大視効果,鉗子の多関節機能,手振れ防止機能などの優れた機能を用いることによる内視鏡手術の成績改善を期待し,当科では2009 年より胃癌に対するロボット支援下腹腔鏡下胃切除術を開始した。その後セットアップや手術手技の改良を図りながら,これまでに約350 件のロボット支援下腹腔鏡下胃切除術を施行し,そのうち約220 件のロボット支援下腹腔鏡下幽門側胃切除術を施行してきた。本稿では,当科で行っているロボット支援下腹腔鏡下幽門側胃切除術のセットアップの工夫や手術手技を中心に概説する1-5)。
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