Japanese
English
症例
左横隔膜弛緩症を合併した胃癌に対して幽門側胃切除術を施行した1例
A case of distal gastrectomy for gastric cancer accompanied with left diaphragmatic relaxation
大陽 宏明
1
,
趙 秀之
1
,
松村 博臣
1
,
咲田 雅一
1
H. Taiyoh
1
,
H. Chou
1
,
H. Matsumura
1
,
M. Sakita
1
1洛西ニュータウン病院外科
キーワード:
胃癌
,
横隔膜弛緩症
,
幽門側胃切除術
Keyword:
胃癌
,
横隔膜弛緩症
,
幽門側胃切除術
pp.365-369
発行日 2018年4月1日
Published Date 2018/4/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_geka80_365
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
- 参考文献 Reference
横隔膜弛緩症は,横隔膜が全体あるいは局所的に筋収縮を欠き胸郭内で挙上している状態を意味する広い疾患概念である1).胃は胃横隔間膜により横隔膜に固定されているため,左側での本疾患を認める患者では横隔膜挙上に伴い胃は頭側に移動し,胃癌根治手術においては深部での操作が増し通常の症例よりも困難となる.今回われわれは,左横隔膜弛緩症を合併した胃癌に対して幽門側胃切除術を施行した1例を経験したので文
© Nankodo Co., Ltd., 2018