手術手技
食道癌切除後胃管再建不能例における有茎空腸再建術
大木 進司
1
,
佐瀬 善一郎
1
,
早瀬 傑
1
,
花山 寛之
1
,
多田 武志
1
,
河野 浩二
1
1福島県立医科大学消化管外科
キーワード:
食道癌
,
有茎空腸再建
,
血管吻合
Keyword:
食道癌
,
有茎空腸再建
,
血管吻合
pp.1789-1792
発行日 2017年12月15日
Published Date 2017/12/15
DOI https://doi.org/10.18888/op.0000000511
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食道癌根治切除後の再建は,使用する臓器と再建ルートによっていくつかのバリエーションが存在する。わが国においては多くの施設で再建臓器として胃が用いられている1)。主な理由として血流が豊富で伸展性に富み,他の臓器に比べ胃管作製や吻合が1 カ所で容易であることがあげられる。一方で胃切除後や胃の重複癌などの理由で胃が使用できないケースもまれではない。その場合は胃の代用臓器として小腸2-5)や大腸1,6-10)を用いるが,選択基準は施設によって異なり標準術式は確立していないのが現状である。
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