手術手技
完全直腸脱に対する 腹腔鏡下直腸腹側固定術(laparoscopic ventral rectopexy) 工夫と手術成績
安田 潤
1
,
弓場 健義
1
,
相馬 大人
1
,
能山 智宏
1
,
齋藤 徹
1
,
大橋 秀一
1
1健康保険組合連合会大阪中央病院外科
キーワード:
直腸脱
,
腹腔鏡下直腸固定術
,
laparoscopic ventral rectopexy
Keyword:
直腸脱
,
腹腔鏡下直腸固定術
,
laparoscopic ventral rectopexy
pp.1657-1664
発行日 2017年11月15日
Published Date 2017/11/15
DOI https://doi.org/10.18888/op.0000000411
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完全直腸脱は肛門管を超える直腸の全層性脱出により,不快感や疼痛,出血だけでなく肛門括約筋の損傷による排便機能障害を伴い,患者の生活の質を著しく損なう疾患である。本疾患はリスクの高い高齢者に多く,腰椎麻酔や局所麻酔下で施行可能なGant-Miwa法やDelorme法などの低侵襲な経会陰手術が施行されてきたが,これらの術式は術後再発が比較的高頻度であることが問題とされる。
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