特集 必携 消化器・一般外科医のための外科解剖アトラス
Ⅳ 肛門疾患・直腸脱 4 腹腔鏡下直腸固定術に必要な骨盤内解剖
栗原 聰元
1
,
船橋 公彦
1
,
三浦 康之
1
1東邦大学医療センター大森病院消化器センター外科
キーワード:
直腸脱
,
腹腔鏡下直腸固定術
,
骨盤局所解剖
Keyword:
直腸脱
,
腹腔鏡下直腸固定術
,
骨盤局所解剖
pp.665-673
発行日 2024年3月31日
Published Date 2024/3/31
DOI https://doi.org/10.18888/op.0000003823
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
直腸脱は,便の排出障害を伴う良性疾患で高齢の女性に多く認められる。直腸脱の原因には直腸の重積や骨盤底筋の支持組織と肛門括約筋の脆弱が考えられている。治療には経肛門的手術と経腹的手術があるが,重積してくる直腸を直線化して骨盤に固定するうえで手術侵襲が少ない腹腔鏡下直腸固定術(laparoscopic rectopexy)が有用である1)。
Copyright © 2024, KANEHARA SHUPPAN Co.LTD. All rights reserved.