特集 直腸癌に対する経肛門アプローチのすべて
Ⅱ.各論 2)低位前方切除術・経肛門吻合の基本手技
金光 幸秀
1
,
志田 大
1
,
塚本 俊輔
1
,
落合 大樹
1
1国立がん研究センター中央病院大腸外科
キーワード:
直腸癌
,
低位前方切除術
,
経肛門吻合
Keyword:
直腸癌
,
低位前方切除術
,
経肛門吻合
pp.1615-1623
発行日 2017年11月15日
Published Date 2017/11/15
DOI https://doi.org/10.18888/op.0000000405
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直腸の切除手技である前方切除術は,とくに,肛門側切離線が腹膜翻転部以下となった場合,低位前方切除術と呼ばれる。その原則は,TME(total mesorectal excision)またはTSME(tumor-specific mesorectal excision)であり,癌の進行度,肉眼的な神経浸潤の有無などを考慮して,根治性を損なわない範囲で排尿機能・性機能温存のため,自律神経の温存に努める。
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