Japanese
English
特集 自動吻合器・縫合器による消化管再建の標準手技と応用
直腸癌に対する低位前方切除術の器械吻合―Double stapling法(反転法を含む)
Instrumental anastomosis of low anterior resection for rectal cancer:Double stapling technique and prolapsing technique
福永 正氣
1
,
木所 昭夫
1
,
射場 敏明
1
,
杉山 和義
1
,
永仮 邦彦
1
,
飯田 義人
1
,
須田 健
1
,
吉川 征一郎
1
,
勝野 剛太郎
1
Masaki Fukunaga
1
1順天堂大学浦安病院外科
キーワード:
直腸癌
,
低位前方切除術
,
腹腔鏡下手術
,
double stapling technique
,
反転法
Keyword:
直腸癌
,
低位前方切除術
,
腹腔鏡下手術
,
double stapling technique
,
反転法
pp.1275-1284
発行日 2005年10月20日
Published Date 2005/10/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407100275
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要旨:近年の直腸癌に対する低位前方切除術は技術の改良が進み,器械吻合が導入され,より安全に低位の吻合が可能となってきた.特に腹腔鏡下手術では多くの施設でdouble stapling technique(DST)が取り入れられている.しかし,実際の手術操作は術者を中心にスタッフの連携で行い,縫合不全の原因は器械に対する知識不足と手技に起因するものが多い.安全かつ確実な吻合を完遂するには吻合に対する基本を遵守した手技と器械に対する正しい知識,適正に使いこなす技量が求められ,さらに偶発症の対処法を身につけておく必要がある.
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