手術症例報告
肝細胞癌との鑑別がきわめて困難であった放線菌肉芽腫症の1例
太田 依璃子
1
,
白幡 康弘
2
,
渋谷 俊介
1
,
郷右近 祐司
3
,
鈴木 聡
2
1岩手県立胆沢病院外科
2鶴岡市立荘内病院外科
3岩手県立遠野病院外科
キーワード:
放線菌症
,
慢性化膿性肉芽腫症
,
腹腔内腫瘍
Keyword:
放線菌症
,
慢性化膿性肉芽腫症
,
腹腔内腫瘍
pp.1353-1356
発行日 2017年8月15日
Published Date 2017/8/15
DOI https://doi.org/10.18888/op.0000000114
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腹部放線菌肉芽腫症はActinomyces israeliiを主とする感染症で,ペニシリンが開発されて以降,報告例は減少し,現在ではきわめてまれとされている1)。悪性腫瘍との鑑別診断がきわめて困難で,術後に病理診断で放線菌症と確定診断されることが多い。
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