Japanese
English
臨床報告・1
大腸放線菌症の1例
A case of colon actinomycosis with a difficult differential diagnosis
松村 富二夫
1
,
松田 貞士
1
,
益山 貞治
1
,
荒木 利卓
1
,
神尾 多喜浩
2
,
瀬井 圭起
1
Fujio Matsumura
1
1済生会みすみ病院外科
2済生会熊本病院病理
キーワード:
放線菌症
,
大腸
,
腹部腫瘤
Keyword:
放線菌症
,
大腸
,
腹部腫瘤
pp.1611-1614
発行日 2005年12月20日
Published Date 2005/12/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407100313
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はじめに
放線菌症は口腔,気管,消化管の常在菌であり,抗生物質の発達した現在,その感染頻度は減少している1).腹部放線菌症は比較的稀な疾患であるが,今回,右下腹部の有痛性腫瘤を触知し,術前に腹腔内膿瘍の診断にて手術を行い,術後に大腸放線菌症と診断された1例を経験したので文献的考察を加えて報告する.
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