特集 攻めるか守るか 直腸癌手術の機能温存と拡大切除
閉鎖神経の温存と合併切除
大田 貢由
1
,
渡邉 純
1
,
諏訪 宏和
2
,
中川 和也
1
,
石部 敦士
3
,
遠藤 格
3
1横浜市立大学附属市民総合医療センター消化器病センター
2横須賀共済病院外科
3横浜市立大学消化器・腫瘍外科学
キーワード:
直腸癌
,
側方郭清
,
閉鎖神経
Keyword:
直腸癌
,
側方郭清
,
閉鎖神経
pp.1297-1301
発行日 2017年8月15日
Published Date 2017/8/15
DOI https://doi.org/10.18888/op.0000000106
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側方郭清は大腸癌治療ガイドラインで下部進行直腸癌に対する標準治療と位置付けられている。ただし,側方郭清の手術手技は必ずしも容易ではなく,手術時間の延長のほか,出血,神経損傷による機能障害など重篤な合併症をきたすこともあるため,とくに注意が必要である。本稿では閉鎖神経および閉鎖リンパ節(No.283)領域の解剖を示し,確実な温存のための手技,また合併切除が必要な場合について解説する。
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