Japanese
English
臨床報告・1
CTにて診断しえた魚骨の横行結腸穿通による腹腔内腫瘤の1例
A case of intraabdominal tumor due to colon penetration by foreign body (fish bone) diagnosed with computed tomography
小林 広典
1
,
杉原 重哲
1
,
生田 義明
1
,
金子 隆幸
1
,
江上 哲弘
1
Hironori KOBAYASHI
1
1社会保険下関厚生病院外科
キーワード:
魚骨
,
結腸穿通
,
腹腔内腫瘤
Keyword:
魚骨
,
結腸穿通
,
腹腔内腫瘤
pp.1621-1623
発行日 2000年12月20日
Published Date 2000/12/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407904340
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はじめに
誤嚥された魚骨のほとんどは消化管を損傷することなく自然排出されるが,稀に穿孔・穿通を起こし,腹腔内膿瘍や慢性炎症性肉芽腫を形成することがある1〜8).しかもたとえ損傷を起こしても特異的な症状もなく,その多くは術前に診断できずに緊急手術となることが多い.最近,腹部CT検査にて確認できた魚骨による消化管穿通の1例を経験したので,文献的考察を加えて報告する.
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