Japanese
English
臨床報告・1
胃穿通した魚骨を術前診断し腹腔鏡下摘出術を行った1例
Laparoscopic surgery for gastric fish bone penetration:case report
山岡 延樹
1
,
宮川 公治
1
,
矢田 善弘
1
,
相良 幸彦
1
Nobuki YAMAOKA
1
1西陣健康会堀川病院外科
キーワード:
胃穿通
,
魚骨
,
MDCT
,
腹腔鏡下手術
Keyword:
胃穿通
,
魚骨
,
MDCT
,
腹腔鏡下手術
pp.531-535
発行日 2009年4月20日
Published Date 2009/4/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407102541
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はじめに
魚骨による消化管穿通は比較的稀で,そのほとんどは結腸,小腸,食道穿通であり,胃穿通をきたすことは稀であるとされている1).しかしながら最近はmulti-row detector CT(以下,MDCT)の普及により稀な疾患に対しても正確な画像診断を早期にできるようになり,病状の進行が軽度なうちに早期治療が可能であり,より低侵襲な腹腔鏡下治療を選択できる機会も増えている.
今回われわれは,胃を穿通した魚骨の局在診断をMDCTにて行い,腹腔鏡下に摘出し得た症例を経験したので報告する.
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