Japanese
English
臨床報告
魚骨穿通による腹壁膿瘍に対して腹腔鏡補助下異物除去術を施行した1例
A cases of abdominal wall abscess due to intestinal penetration of fish bone treated with laparoscopy-assisted surgery
熊野 公束
1
,
佐藤 功
2
,
水谷 真
3
,
松田 高幸
3
,
高尾 信行
3
,
藤村 昌樹
2
Kimitsuka KUMANO
1
1喜馬病院内視鏡外科センター
2第一東和会病院外科
3草津総合病院外科
キーワード:
腹壁膿瘍
,
小腸穿通
,
魚骨
,
マルチスライスCT
,
腹腔鏡下手術
Keyword:
腹壁膿瘍
,
小腸穿通
,
魚骨
,
マルチスライスCT
,
腹腔鏡下手術
pp.737-740
発行日 2008年5月20日
Published Date 2008/5/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407102147
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はじめに
誤飲された魚骨の多くは自然に排泄され,消化管穿孔などの合併症を起こす頻度は1%以下とされている1).しかし,有症状化すると消化管穿孔や腹腔内膿瘍をきたし,多くは外科的治療を必要とする.
今回,われわれは誤飲された魚骨が小腸間膜に穿通して腹壁膿瘍をきたした症例に対し腹腔鏡下手術を施行した1例を経験したので報告する.
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