Japanese
English
症例
血漿交換療法が有効であったエンホルツマブ ベドチンによるStevens-Johnson症候群の1例
Enfortumab vedotin-induced Stevens-Johnson syndrome successfully treated with plasmapheresis
小島 佳那子
1
,
加賀 麻弥
1,2
,
深井 達夫
1
,
今 高之
3
,
渡邉 玲
2
Kanako KOJIMA
1
,
Maya KAGA
1,2
,
Tatsuo FUKAI
1
,
Takayuki KON
3
,
Rei WATANABE
2
1順天堂大学医学部附属練馬病院,皮膚・アレルギー科(主任:深井達夫准教授)
2順天堂大学医学部,皮膚科学(主任:渡邉 玲教授)
3順天堂大学医学部附属練馬病院,膠原病・リウマチ内科
キーワード:
エンホルツマブ ベドチン
,
抗体薬物複合体
,
Stevens-Johnson症候群
,
血液透析
,
単純血漿交換療法
Keyword:
エンホルツマブ ベドチン
,
抗体薬物複合体
,
Stevens-Johnson症候群
,
血液透析
,
単純血漿交換療法
pp.61-64
発行日 2026年1月1日
Published Date 2026/1/1
DOI https://doi.org/10.18888/hi.0000005581
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74歳,男性。69歳より糖尿病性腎症のため血液透析。1年4カ月前に膀胱癌Ⅱ期と診断され,ニボルマブ投与後,骨盤内再発に対し4カ月前よりエンホルツマブ ベドチン(パドセブ®)投与を開始された。4コース施行後20日目より発熱,全身の播種状紅斑,顔面や口唇のびらんが出現した。皮膚病理組織像で表皮壊死と表皮下水疱を認め,Stevens-Johnson症候群と診断した。プレドニゾロン0.5mg/kg/日投与と単純血漿交換療法を行い,軽快した。その後,原疾患に対しペムブロリズマブにより加療中である。エンホルツマブ ベドチンとその代謝産物は透析患者において体内に蓄積しやすく,皮膚障害が遷延・重症化しやすい可能性があるが,単純血漿交換療法が有用であった。

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