Japanese
English
症例報告
シアナミドによるStevens-Johnson症候群の1例
A case of Stevens-Johnson syndrome due to cyanamide
石川 学
1,2
,
玉森 嗣育
1
Manabu ISHIKAWA
1,2
,
Tsuguyasu TAMAMORI
1
1沼津市立病院皮膚科
2焼津市立総合病院皮膚科
1Department of Dermatology, Numazu City Hospital
キーワード:
シアナミド
,
薬疹
,
Stevens-Johnson症候群
,
貼布試験
Keyword:
シアナミド
,
薬疹
,
Stevens-Johnson症候群
,
貼布試験
pp.1173-1175
発行日 1994年12月1日
Published Date 1994/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412901386
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アルコール依存症患者に対して用いられる抗酒剤のシアナミドによる多形紅斑型薬疹の1例を経験した.患者はシアナミドを5日間内服した後,感冒様症状に引き続き,躯幹を中心に多形紅斑様皮疹を生じ,口腔粘膜にもびらんを認めた.臨床および組織所見よりStevens-Johnson症候群と診断した.内服を中止し,ステロイド投与により約1週間で軽快した.治癒後シアナミドの貼布試験を行ったところ陽性であった.
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