Japanese
English
症例
308nmエキシマライト照射療法を試みた全身性強皮症に伴った結節状強皮症の1例
Nodular scleroderma associated with systemic sclerosis treated with 308-nm excimer light
中野 純二
1
,
上田 茜
1
Junji NAKANO
1
,
Akane UEDA
1
1徳山中央病院,皮膚科(主任:中野純二主任部長)
キーワード:
全身性強皮症
,
結節状強皮症
,
エキシマライト照射療法
Keyword:
全身性強皮症
,
結節状強皮症
,
エキシマライト照射療法
pp.205-207
発行日 2024年2月1日
Published Date 2024/2/1
DOI https://doi.org/10.18888/hi.0000004414
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
- 参考文献 Reference
65歳,女性。3年前に全身性強皮症と診断された。1年前より胸腹部,背部に1cm大までの紅褐色結節が多発し,増加,増大してきた。病理組織像では,真皮浅層から深層にかけて膠原線維が著明に密に増生し,一部結節状を呈していた。以上より,全身性強皮症に伴った結節状強皮症と診断した。ステロイド外用,トラニラスト内服などにて加療したが,結節は徐々に増数したため,エキシマライト照射療法を行ったところ,結節の軟化,扁平化をみた。エキシマライト照射療法は安全性が高く,簡便に行える有用な治療法の1つとなり得る。
Copyright © 2024, KANEHARA SHUPPAN Co.LTD. All rights reserved.