Japanese
English
症例
Epithelioid Hemangiomaの1例
Epithelioid hemangioma
平川 睦月
1
,
山口 礼門
1
,
清水 晶
1
Mutsuki HIRAKAWA
1
,
Reimon YAMAGUCHI
1
,
Akira SHIMIZU
1
1金沢医科大学,皮膚科学講座(主任:清水 晶教授)
キーワード:
epithelioid hemangioma
,
類上皮血管腫
,
再発
,
FOSB蛋白
,
conventional type
Keyword:
epithelioid hemangioma
,
類上皮血管腫
,
再発
,
FOSB蛋白
,
conventional type
pp.1561-1564
発行日 2023年9月1日
Published Date 2023/9/1
DOI https://doi.org/10.18888/hi.0000004163
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74歳,女性。20年前から右後頭部に隆起性病変が出現し,18年前に当科で切除され血管腫と診断した。9年前から同部位に新たに隆起性病変が出現し,当科を受診した。前回切除部位に広基性で表面平滑な結節,有茎性で表面多房性な結節,その下方に小豆大の皮下結節がみられた。いずれも切除し,病理組織学的に真皮から脂肪織にかけての血管増生,血管内皮細胞の上皮様腫大および内腔側への突出があり,epithelioid hemangiomaと診断した。免疫組織学的にepithelioid hemangiomaの関連分子であるFOSB蛋白が高発現していた。Epithelioid hemangiomaは頭頸部に好発し,1/3の症例で再発する。自験例では皮下病変がみられ,再発につながりやすいと考えた。
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