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RSウイルスによると思われる急性蕁麻疹の1例
A probable case of acute urticaria induced by RS virus
吉岡 千春
1
,
角田 孝彦
1
,
渡会 咲耶
1
Chiharu YOSHIOKA
1
,
Takahiko TSUNODA
1
,
Sakuya WATARAI
1
1山形市立病院済生館,皮膚科(主任:角田孝彦科長)
キーワード:
急性蕁麻疹
,
RSウイルス
Keyword:
急性蕁麻疹
,
RSウイルス
pp.1444-1445
発行日 2023年8月1日
Published Date 2023/8/1
DOI https://doi.org/10.18888/hi.0000004125
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現病歴 4月某日,3歳の子どもに咳,鼻水があり,近くの小児科でrespiratory syncytial virus infection(RSウイルス感染症)と診断された。子どもが通っている保育園でRSウイルス感染症が流行していたという。その1週間後に1歳の子どもに同様の症状があり,同小児科でRSウイルス感染症と診断された。その2日後,自身に蕁麻疹を生じ,近くの皮膚科を受診した。その皮膚科でベポタスチンベシル酸塩を内服したが効果なく,4日後からベタメタゾン・d-クロルフェニラミンマレイン酸塩が追加になったが軽快せず,8日後からオロパタジンに変更になり,プレドニゾロン(PSL)15mgも追加されたが,病勢はおさまらず,18日後に当科を紹介受診した。
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