Japanese
English
症例
最近経験した急性感染性蕁麻疹の5例
Recent five cases of acute infectious urticaria
角田 孝彦
1
,
吉岡 千春
1
,
矢口 順子
1
,
伊藤 義彦
2
,
平野 和彦
3
Takahiko TSUNODA
1
,
Chiharu YOSHIOKA
1
,
Yoriko YAGUCHI
1
,
Yoshihiko ITO
2
,
Kazuhiko HIRANO
3
1山形市立病院済生館,皮膚科
2明石医院,山形市
3平野クリニック,天童市
キーワード:
急性感染性蕁麻疹
,
D-dimer
,
FDP
Keyword:
急性感染性蕁麻疹
,
D-dimer
,
FDP
pp.183-186
発行日 2024年2月1日
Published Date 2024/2/1
DOI https://doi.org/10.18888/hi.0000004408
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2021年の1例報告に引き続き,2022年に当科で経験しD-dimerとFDPを調べた急性感染性蕁麻疹の5例について報告した。全例でD-dimerの上昇がみられたが,軽症の症例4ではD-dimerの上昇は軽度でFDPは基準値内であった。以前本邦で報告された慢性蕁麻疹53例と近年報告された急性感染性蕁麻疹9例のD-dimer値を比較したところ,慢性蕁麻疹では10μg/ml未満,急性感染性蕁麻疹では10μg/ml以上が多いことがわかった。また急性感染性蕁麻疹では蕁麻疹の軽快とともに数日~10日で基準値内に復していた。
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