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蜂窩織炎加療後に多発性稗粒腫を生じた1例
Multiple milia appearing after treatment of cellulitis
佐藤 遥太
1
Yota SATO
1
1石巻赤十字病院,皮膚科
キーワード:
続発性稗粒腫
,
多発性稗粒腫
,
milia en plaque
,
蜂窩織炎
Keyword:
続発性稗粒腫
,
多発性稗粒腫
,
milia en plaque
,
蜂窩織炎
pp.1302-1303
発行日 2023年7月1日
Published Date 2023/7/1
DOI https://doi.org/10.18888/hi.0000004077
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現病歴 左前腕に蜂窩織炎を発症し,前医で加療されたが,腫脹が持続するため当科を紹介受診した。初診時,左前腕全体が腫脹し紅斑,紫斑を伴っていた(図1)。造影CT検査で皮下脂肪織の濃度上昇を認めたが,膿瘍形成やガス像はなかった。採血上炎症反応は改善していたため,抗菌薬内服を継続した。初診の2週間後,中央に潰瘍を伴う発赤,腫脹が残存したため,デブリードマンを施行した。その後は軽快し,3週間後に潰瘍も上皮化した。さらに2カ月後,左前腕に自覚症状のないぷつぷつした皮疹が多発しているとの訴えがあった。
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