Japanese
English
症例
アムロジピンが発症に関与したと推測されるクロピドグレルとアジルサルタンのDrug Combinationによるアナフィラキシー型薬疹の1例
Anaphylactic type drug eruption induced by a drug combination of clopidogrel and azilsartan in which amlodipin was speculated to be involved in its onset
大桑 槙子
1
,
鄭 韓英
2
,
中村 敬
3
Makiko OKUWA
1
,
Hanyoung CHUNG
2
,
Takashi NAKAMURA
3
1西宮市立中央病院,皮膚科(主任:西岡美南部長)
2大阪医科薬科大学病院,皮膚科(主任:森脇真一教授)
3淀川キリスト教病院,皮膚科,部長
キーワード:
drug combination
,
アナフィラキシー型薬疹
,
内服テスト
,
クロピドグレル
,
アジルサルタン
Keyword:
drug combination
,
アナフィラキシー型薬疹
,
内服テスト
,
クロピドグレル
,
アジルサルタン
pp.493-496
発行日 2023年4月1日
Published Date 2023/4/1
DOI https://doi.org/10.18888/hi.0000003860
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56歳,男性。長期内服していたクロピドグレルとアジルサルタンのdrug combinationによるアナフィラキシー型薬疹の症例を経験した。アムロジピンが追加されるまでの4年間は無症状であり,追加後に発症,その後はアムロジピン非存在下でも症状が誘発された。Drug combinationによる薬疹は近年,その報告が散見されるが即時型薬疹の例は少ない。その発症機序としていくつかの仮説が考えられているが明らかにはなっていない。自験例は前述の2剤による薬疹であるが,発症に際してはさらにアムロジピンがアジュバントとして関与した可能性を考えた。
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