Japanese
English
症例
背部に生じた先天性Agminated Blue Nevusの1例
Congenital agminated blue nevus on the back
髙溝 真成
1
,
高島 彩加
1
,
古谷 佳美
1
,
沢田 広子
1
,
奥沢 康太郎
1
,
竹中 秀也
1
Masanari TAKAMIZO
1
,
Ayaka TAKASHIMA
1
,
Yoshimi FURUYA
1
,
Hiroko SAWADA
1
,
Yasutaro OKUZAWA
1
,
Hideya TAKENAKA
1
1京都市立病院,皮膚科(主任:竹中秀也部長)
キーワード:
agminated blue nevus
,
青色母斑
,
先天性
Keyword:
agminated blue nevus
,
青色母斑
,
先天性
pp.97-100
発行日 2023年1月1日
Published Date 2023/1/1
DOI https://doi.org/10.18888/hi.0000003727
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17歳,男性。生下時より背部に集簇した青色の小結節があった。初診時,左上背部に3.5×2.0cm大の境界不明瞭な淡い青色色素斑を認め,斑内に濃青色の小結節が集簇していた。病理組織像では,真皮の全層性にメラニン顆粒を有する紡錘形や類円形の真皮メラノサイトがみられcommon blue nevusの像であった。臨床像,病理像より,agminated blue nevusと診断した。青色母斑には多数の亜型が存在するが,agminated blue nevusは臨床的に限局した範囲のなかに複数の青色母斑が集簇したまれな亜型である。多発性の青色母斑に関しては病名に混乱があるため,今後も病名を含め検討の必要がある。
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