Japanese
English
症例
陰茎縫線囊腫の3例
Three cases of median raphe cyst of the penis
秋本 訓秀
1
,
三津山 信治
1
,
安部 文人
1
,
樋口 哲也
1
Norihide AKIMOTO
1
,
Shinji MITSUYAMA
1
,
Fumihito ABE
1
,
Tetsuya HIGUCHI
1
1東邦大学医療センター佐倉病院,皮膚科(主任:樋口哲也教授)
キーワード:
陰茎縫線囊腫
,
high-iron diamine-alcian blue染色
,
シアロムチン
Keyword:
陰茎縫線囊腫
,
high-iron diamine-alcian blue染色
,
シアロムチン
pp.1707-1711
発行日 2022年9月1日
Published Date 2022/9/1
DOI https://doi.org/10.18888/hi.0000003542
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症例1:64歳,男性。20歳頃に尿道口腹側に囊腫様小結節を自覚した。初診6カ月前から増大したため当科を受診した。症例2:66歳,男性。15歳頃に陰茎腹側に囊腫様結節を自覚した。初診1年前から増大したため当科を受診した。症例3:26歳,男性。初診1カ月前に陰茎腹側の囊腫様小結節を自覚し当科を受診した。3例ともに結節の全摘出を施行した。病理組織学的に真皮から皮下にかけて単房性の囊腫構造を認め,囊腫壁は重層円柱上皮で構成され,断頭分泌を認めた。断頭分泌像と囊腫内の粘液物質はhigh-iron diamine-alcian blue染色陽性,シアロムチン主体であった。SMA染色とGCDFP-15染色は陰性で陰茎縫線囊腫と診断した。
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