Japanese
English
症例
当院における化膿性汗腺炎に対するアダリムマブの治療効果
Efficacy of adalimumab in pyogenic hidradenitis
水川 伊津美
1,2
,
平林 恵
1
,
竹花 麻己
1
,
楊 彩佳
1
,
鐵田 ゆう子
1
,
中嶋 智香子
1
,
下山 陽也
1
,
桒野 嘉弘
1
Itsumi MIZUKAWA
1,2
,
Megumi HIRABAYASHI
1
,
Maki TAKEHANA
1
,
Ayaka YO
1
,
Yuko TETSUDA
1
,
Chikako NAKAJIMA
1
,
Harunari SHIMOYAMA
1
,
Yoshihiro KUWANO
1
1帝京大学医学部附属溝口病院,皮膚科(主任:桒野嘉弘科長)
2帝京大学医学部附属病院,皮膚科
キーワード:
化膿性汗腺炎
,
アダリムマブ
Keyword:
化膿性汗腺炎
,
アダリムマブ
pp.1567-1570
発行日 2022年8月1日
Published Date 2022/8/1
DOI https://doi.org/10.18888/hi.0000003491
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化膿性汗腺炎の5例に対してアダリムマブ投与を行った。症例は男性4例,女性1例で,5例中4例がBMI 25以上であった。投与開始から12週の時点で,観察し得た4例すべてに炎症性結節,膿瘍の減少を認めた。重篤な有害事象は生じなかった。化膿性汗腺炎に対するアダリムマブの投与について明確な基準はない。しかし,瘢痕形成を防ぐためにも早期からの投与が望ましいと考える。また,外科的切除との併用については,症例ごとに開始時期を検討するべきと考える。
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