Japanese
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特集 COVID-19
症例報告
COVID-19ワクチン接種後に生じた色素性痒疹の1例
Prurigo pigmentosa after coronavirus disease 2019(COVID-19)vaccination
秋元 隆太
1
,
人見 勝博
1
,
福田 知雄
1
,
寺木 祐一
1
Ryuta AKIMOTO
1
,
Katsuhiro HITOMI
1
,
Tomoo FUKUDA
1
,
Yuichi TERAKI
1
1埼玉医科大学総合医療センター,皮膚科(主任:福田知雄教授)
キーワード:
COVID-19ワクチン
,
COVID-19
,
副反応
,
色素性痒疹
,
ミノサイクリン塩酸塩
Keyword:
COVID-19ワクチン
,
COVID-19
,
副反応
,
色素性痒疹
,
ミノサイクリン塩酸塩
pp.194-195
発行日 2022年2月1日
Published Date 2022/2/1
DOI https://doi.org/10.18888/hi.0000003092
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現病歴 2021年X月12日に新型コロナウイルス感染症(coronavirus disease 2019,以下COVID-19)ワクチン(BNT162b2,コミナティ筋注,Pfizer/BioNTech社製)1回目の接種を施行した。(X+1)月2日に同じ施設で2回目のワクチン接種を施行した。(X+1)月3日に39°Cの発熱と軽度の倦怠感が出現した。(X+1)月5日に胸部に瘙痒感を伴う紅斑が出現したため,近医にてヒドロコルチゾンコハク酸エステルナトリウム点滴,ベタメタゾン・d-クロルフェニラミンマレイン酸塩錠の内服が投与された。その後も症状の改善はなく,(X+1)月10日,ヒドロコルチゾンコハク酸エステルナトリウム点滴を再度施行した。ステロイド外用も追加されたが,紅斑は拡大傾向を示し,(X+1)月21日,当科を紹介受診した。
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