FDPとD-dimerの著明な高値がみられた急性感染性蕁麻疹の1例

Acute infectious urticaria showing very high levels of FDP and D-dimer

現病歴　5日前から体に痒みがあり，2日前から全身に瘙痒を伴う皮疹が出現した。呼吸困難もあり，前医救急外来を受診した。蕁麻疹としてステロイド，抗ヒスタミン薬などの点滴を行い軽快し，ベタメタゾン・d-クロルフェニラミンマレイン酸塩の内服をしたが，その後も皮疹の出現が続き，血液検査でFDPとD-dimerが高値のため当科に紹介された。当日の朝に胃部不快感があった。